使っていなかった菜切り包丁修理の依頼。左側を下にして濡れたままにしておいたせいでしょう。柄がボロボロです。
木槌で柄を抜きます。
上は木屋の「義久」西型。過去に柄は交換してあるような、、、私が替えたかな?下は「春光」「中根」という刻印がありますが詳細不明。両方とも柄の中で中子が錆びてしまってます。
酸化被膜を残しながら錆びを落とし、中子にはHoltsのサビチェンジャーを塗ってみましょう。「春光」のほうは歪んでいたので矯正もしました。薄くて柔らかいのかも。
丁度よい長さのスペアの柄を偶然持っていました。しかも二本。・・・なぜ持っていたんだろう?モノが増えて当たり前ですね。
プラスチックの口輪の内側は水が入らないようにエポキシ接着剤でコーティング。
刃を研いでからサラダ油を薄く塗っておきました。椿油が良いらしいので、次回までに用意しておきましょう。
両方とも酸化被膜の所に赤錆びが出てしまっています。黒皮は後から付けることは出来ないので(黒染めなら出来ますが)、錆びやすいですが磨きにしてしまったほうが良いかもしれません。でも一般家庭で錆びないように手入れするのは現実的には難しいですよねぇ。