ジャンクなかまのHKクンが「ラチェットを買おうとしている」というので、結婚祝いもあげてないし何かないかと工具箱を漁ってみました。
出てきたのは確かロングビーチのフリーマーケットで買ったヤツで、外観ボロボロで動きが渋かった。ラチェットを動かすと一定では無く引っ掛かりがある感じ。
防塵のプレートが傾いていて気持ちが悪いので直しておきます。外すときは内側へ、嵌める時は内側から。圧入なので万力とソケットとで押し込みます。
分解してみるとギアがガタガタです。摩耗したという感じではなく加工痕が粗く残っている感じです。
やすりを軽く当てると滑らかな動きになりました。
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私はマニアでは無いのですが、サビサビボロボロのこのラチェットの素性を考えてみましょう。
プレート式防塵シールで、旧Snap-onロゴが本体にあるので80年代前半かそれ以前。製造年が解るイヤーマークを見ると1978年製という事がわかります。
しかし、プレートには新ロゴ、切り替えレバーも2ピースカシメ式に変わっている。
おそらく前の持ち主が1978年以降に購入し、10数年使ったあと90年代前半に修理に出した。プレートが曲がって付いていたのを考えると修理した人は大雑把な性格。新品の加工痕が残っているギアをそのまま付けたか?、もしくは欠けたギアかパウルの破片が残ったまま組み上げて傷つけたか?
いずれにせよ動きが悪くなってしまったので、使わないまま20年ほど放置しジャンクにというところでしょうか。
HKクンにはこのボロくて古いSnap-onと新品同様のKTCの二つの斧を提示したがボロを選んだ、、、
ソケットは新しいほうが良いので2006年製の6ポイント(ジャンクいじるなら12pt.より6pt.)の12mmソケットをおまけにつけてプレゼント。
工具マニアの道を歩んで下さい。