Bronco 5BT Rear Swing Arm

リアアーム周りをバラしてみました。タイヤを外して上下に動かすとガタを感じます。

チェーンスライダーは見当たらず。割れて紛失してしまってるようです。フレームに付くテンショナーも何か足りない気が、、、

クランクケースがガソリンで変色しているのが気になりますね。キャブレタークリーナー等で頑張って落とすが、そこそこで諦めました。

スイングアームピボットもバラしてみます。ソケットを使って中央から外へ押し出すと樹脂ベアリングが出てきます。シンプルな構造はセローのコンセプトにあっているかもしれませんが、ネットでローラーベアリング化してる人が居るので私も試しにやってみます。

硬質な樹脂の内側にカラーが入って回転するのですが、一応グリスは抜けてない。それでもカラーは擦れてテカテカ。下に並ぶのが純正部品でそれを上のニードルローラーベアリングに替えます。ベアリングを出来るだけ両端に置きたいのですが、内側はシール分だけ深く圧入。圧入ジグにケガキを入れて落としこみます。

外側にも金属のカバーが付きますが、内側に樹脂のツバが挟まるので、その分のスペーサーを作れば良いのですが樹脂ベアリングをカットしてスペーサーにします。

リアアームのタイヤの前の凸凹した溶接が気になりますが、少しだけ均して全体的にペーパー掛けてヨシとしましょう。

削って軽量化出来そうな所はありそうですが、サビチェンジャー塗ってから塗装。

跡形もなくなっていたチェーンスライダーは安い互換品を買いましたが、削らないと付きません。素材はABSっぽいですが純正はもっと柔らかいんじゃないかと、、、次は純正部品にしようっと。

ショックユニットはセローのリザーバータンク付きを流用。左の黄色いのがセロー、右の黒いのがブロンコ。

車用のスプリングコンプレッサーが使いにくいので小さな二輪用を買ってみました。サイズが丁度良いので便利です。いつも間にか3セットになってしまった、、、

バンプラバーが無くなっているのですが、下のエンドを外すのは調整機構があったりして不安。上は不活性ガスを抜いたりしなくてはならず不安。というか私には手出し出来ない。セローに1番詳しいエンジニアのMK氏に相談したら、「私が乗ってもフルストロークしない」と言うのだがウデが違いすぎて参考にならず、、、代用品を横からハメる作戦でいきます。

タテに切り込みを入れると「当たった時に広がってしまうよ」と言われたので少しでも接着面を稼ごうと思いスパイラル状に切り込みを入れます。瞬間接着材で着けましたが、まぁ大丈夫な感じ。形状が寸胴で悪いのですが、やり方は確立したのでそのうち再製作しましょう。写真の状態ではちょっと長すぎるのでもう少し短くカットしました。

リンクを変えて足を伸ばそうとネット情報を頼りにDT(37F/34X)のリンクを探しましたが安いのが無くて、XT250T(30X)のリンクを買いました。DTも同じ部品です。右の汚れているのがブロンコ、左のが同形状のセロー、中央下がXT250Tのリンク。

パーツ注文してないので掃除してグリス付けて組み直します。

車体へ組み込んでいきます。 コイルスプリングは黒く塗ってブロンコに馴染ませました。

組み込んでみるとリンク周辺で、まだわずかにガタを感じるのですが、ブッシュを打ち替えてカラーを新品にすれば治まるかもしれません。Webで部品を調べるとシャフトは無しでも、ブッシュ、カラー、シールを全部替えると合計1万2-3千ぐらい。ウーム、結構お金かかりますね、、、

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