Bronco 5BT Front fork

ブロンコのフロント周辺をパーツリストを調べながら再考しました。まずホイールの21インチ化は決定事項。フォークはステムから替えて3FWや3ETあたりの41パイが付きそうですが、重そう。無難なのはブロンコと同じ36パイのセロー225ですが、少し欲を出してDTの37Fにして一気に車高を上げる事にしました。ブロンコが来る前は225WEを探してたので、それに向かって行くのが良いのですが、そのコンセプトだとディスク化の為にフレームまで替えて本末転倒になりかねない。セローにこだわらずに「野生馬」化を目指します。

ブロンコが発売された1997年より前の93年からセローは225W(4JG)が併売されますが、ブロンコは旧型の225(3RW)のほうが共通箇所が多いです。外装にコストがかかってる分、アンダーブラケットは3RWのスチール製。トップブリッジはブロンコオリジナル。

セロー4JG以降のアルミ鍛造のステムブラケットを探しましたが、トップブリッジはDT200R(37F)のほうがハンドルバーのクランプ部が前にあって窮屈感が緩和されそうなので、付くかどうか不安がありますが上下セットを落札。ちなみに同じ世代のDT125R(34X)のステムブラケットはスチール製。しかし鉄の1KHも3RWも別の専用部品。フォークピッチもオフセットも同じなのでどこが違うのだろう?

アル鍛のステムブラケットはバリなどを取って磨き直します。

フェンダーの取付座などを残しながら削って仕上げました。

並べるとこんな感じ。ステム長は同じっぽいですが、ブロンコはステムナット式、DT(セローも)はボルト式なので単純な比較は出来ない。

ステム下のローラーベアリングは一緒ですが、上のボールベアリングはブロンコはアンギュラータイプに進化してました。DTの37Fは84年発売。ブロンコより10年以上古い。

DTのステムにブロンコのボールレースを付けると厚みが増えそうですが、、、そもそもヘッドパイプ長も一緒か分からないので現合でなんとか辻褄合わせましょう。

37Fの部品として落札したフロントフォークはインナーのサビもオイル漏れも無いので、とりあえずオイルだけ替えようとキャップを外すと長いカラーが飛び出した。ケガが無くて良かった!

ヤマハのサイトでは37Fのパーツリストは無いのでDT125R(34X)のパーツリストを見ると、スペーサーは無い。この中古のサスにはジャバラではなくロード用のダストカバーが付いていたので、プリロードをムチャクチャかけて固くしようとしていたのかもしれない。スペーサーを入れないとスプリングの頭が少し出るだけで短すぎる気がする。スプリングがかなりヘタっているのかカットされているのか?DTのサービスマニュアルを入手しないと分からないが、とりあえずカラー無しで組んでみましょう。

話題のスラストベアリングも入れてみますが、これの厚みは3.9mm。3.9mmのカラーを足すのと同じだけプリロードが増えた。新品のDTのスプリングは廃番なので、柔らかかったらセローのスプリングにするかカラーを足していくか、、

ボトムケースがサビサビなので磨き直し。要らなそうな突起が幾つかありますが今回はそのまま。鋳造のバリのみ削りました。

紙ヤスリとスコッチブライトで仕上げてそのまま。後で錆びるようならクリアか黒で塗ろうかと思います。

フォークゲーター(ダストブーツ)は代用品。ジャバラの角が丸いアメリカンなデザイン。

まだまだ先が長そうですが春までに間に合うのでしょうか???

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