Macbook Pro A1278 : Display Replacement

落として液晶が割れたMacの修理。

角をぶつけて液晶が割れて映らなくなっています。Appleに出すと結構かかりそう。2012年モデルなのでそこそこ古く、買い替えた方が良いと考えるのが普通でしょう。暫く使わなくても良いという事なので、ダメもとでやらせて!と修理させてもらいました。

モノは”Macbook Pro 13″ Unibody A1278 MID 2012″というやつ。

ガラスは生きてるので「内部の液晶のみ交換」を考えました。外部ディスプレイには繋がるので液晶以外はOKと判断。

パーツショップで液晶を売っているので割れた液晶を交換すればよいのですが、液晶とガラスの接着を剥がしたりするのが少々面倒。

iPhoneの液晶からガラスを剥がした時に失敗した経験があるので、あまり乗り気はしない。(iPhoneよりは簡単そうだが)

次に考えたのが「ボロい同型を買ってデータ入れ替え」。

ネットオークションで落札相場を見ていると、修理代の半分以下の3万ぐらいで探せそう。

しかしこれでは修理ではなくなってしまいブログの記事にもならず、、、、

結論として比較的簡単で費用もそこそこな「上部蓋を丸々交換」という作戦にしました。

ネットオークションで上部蓋と液晶がまるまるアッシーになっているの(一万チョット)を手に入れて、作業開始です。

 

頼りになるのはアメリカ時代からお世話になっている”IFIXIT”。最近は日本語版も見れて凄く便利です。

実践する方はjp.ifixit.comなどの解りやすいガイドを見て下さい。(当ブログはテキトーなので)

まずは裏側のプラスネジを10本外します。

念のためバッテリーケーブルを外しておきます。

ここまではRAMの交換で経験済。

ロジックボードからリボンケーブルは上に外し、カメラケーブルは横に抜きます。

三本のアンテナケーブルも外し、スピーカーユニットも外します。

左端の銀色のネジ類がボトムカバー用三種類。黒いネジ類がスピーカーユニットとアンテナケーブル用。

ネジはなくさないようにテープの粘着面に置いておきます。

反対側のヒンジからはディスプレイケーブルが出ています。タブをつまんでロジックボードから横にずらして外し、押さえている部品も外します。

いよいよヒンジ自体を外しますが、トルクスで固く留まっています。

iFixitでは最後の一本はMacBookを立てて外すように書いてありましたが、、、

ディスプレイを開いた状態でキーボードの面を卓上に乗せて外しました。

これを丸々交換してしまいます。

組み立てる時はケーブル類を収めるのが少し難しいです。設計にも苦労が見えますね。

底蓋には手前側に段付きのネジが4本使われています。ルーズにして公差を吸収しているのでしょうか?

オークションで買った中古部品だったので、ちゃんと映るか不安でしたが問題なく映りました。

これで後3年もてば10年使った事になり、買い替えて引退させてもバチは当たらないでしょう。

 

 

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